「とり」の日記

いろいろと書いていきます。

『男のチャーハン道』チャーハンをパラパラにできる人をめざして

 

男のチャーハン道 (日経プレミアシリーズ)

男のチャーハン道 (日経プレミアシリーズ)

 

 日曜の昼、父親つくる化学調味料による旨味が満載のチャーハンが好きだった。油はたっぷりで非常に濃い味つけ、今思うとけっして健康的とはいえない。幼い頃の思い出はどうしても美化されがちだ。それでも、わたしにとって美味いチャーハンとは父親がつくったそれである。

 

チャーハンは、家で余ったご飯を簡単な調理によって、劇的に蘇らせる今も昔も変わらない家庭の定番メニューのひとつである。「飯粒がパラパラであるかどうか」チャーハンを作ったことがある人なら誰しもぶつかった経験があるだろう問題。そこへ徹底的に追及したのが本書の内容である。「家でお手軽にパラパラチャーハンをつくるにはどうしたらよいのか?できるものならパラパラにしたい!」と思う人にとっては大変おススメしたい。

 

全6章のなか5章までパラパラチャーハンを実現するための道具について一つひとつ仮説、実践、検証を繰り返していく。その過程での著者が真面目にパラパラチャーハンのために取り組んでいる様が本書における最大の魅力であろう。

失敗における学び、そのなかから意外な発見に出会う経験を著者とともに味わえることも本書の魅力としてある。仮設実践検証のサイクル回していくこと思いもよらない知恵を得られる。タイトルは『男のチャーハン道』としながら、まるでビジネス書的な一面も含まれているのではないかと思う。

 

「火力の強い業務用コンロでないと・・・パラパラにはできないのでは?」という家庭用コンロの限界をまさかという解決策を提示してくれる。これによって、わたしも家でチャーハンをつくる際に、常時パラパラ状態を保つことができた。

 

書店にて、まずタイトルの『男のチャーハン道」に惹かれた。手に取って冒頭の1文にチャーハンといえば「パラパラ」。見た瞬間、購入を即決した。そう、わたしにとってもチャーハンといえば、パラパラだったのだ。たしかに、父親が作るチャーハンもパラパラだったな。