鳥の日記

いろいろと書いていきます。

「それでも、生きてゆく」を思い出した、共通していることは?-恋人たち

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橋口亮輔監督の最新作です。これまで「ハッシュ」「渚のシンドバット」「ぐるりのこと」などがあり、ボクもこの3作を観てきました。そしてどれも好きな作品です。ボクの考えているなかですが、日本映画界を2つの世界に分けると、1つ目の世界で制作されるのが「進撃の巨人」を代表される大型予算系映画、2つ目の世界で制作されるのが本作「恋人たち」で比較的低予算の自主制作系映画です。

これはどうでもよい話です。ここで言いたいことは、ボクが主に鑑賞するのは後者であることです。

 

本作を観て思い出したのが3年ほど前にフジテレビ系で放送された連続ドラマの「それもで、生きてゆく」です。

 

共通してることは本作のインタビューで橋口監督が述べている通りです。

「“今”を生きるすべての人に向けた絶望と再生の物語」

 作品のなかでも共通しているのが、観ていながら辛くなってしまう内容とそれに基づく役者たちの演技です。近年、映画でもドラマでもこういった重たい気持ちにさせる作品は避けられやすいと感じています。それは観客動員、視聴率が稼げないからでしょう。

どう希望を見出していくか?

絶望を経験して、そこからどう再生していくか?希望はどう見出していくか?簡単には出来ないことです。スーパーマンのような存在の登場が解決してくれるでもありませんし、主人公に思い切った行動が解決する、というわけでもないと思います。 希望を見出しづらい社会が問題です。それを飲み込みながら、それでも生きゆくしかない、そんなことを抱えているのは自分だけじゃないと気付けることこそが本作や「それでも、生きてゆく」の存在の大きな意義かなと思います。