鳥の日記

いろいろと書いていきます。

【鑑賞メモ】金髪の草原

f:id:tasumania0930:20140823164002j:plain

「夢」っていうとボクは、寝ている時にみるものと目標をもっと大きくした願望に近いものの2つがあると思っています。個人的にどちらの「夢」も好きではありません。前者については、過去の失敗のフラッシュバックやこれから起こる最悪の事態の夢ばかりみて寝ていながらうなされることが多いからです。後者の理由については、ボクが比較的に現実志向が強い人間であるからです。

【読書メモ】夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘 http://tasumania0930.hatenadiary.com/

「只々、心臓が止まらないようにするために生きてきた80年間の記録。」

 このセリフがとにかく衝撃的でした。この作品を初めて観た中学生の頃から今まで、深く心に刻まれたものであり、このセリフの印象が強いせいで、何度もこの作品を観返してしまうのです。

 あらすじ

80歳の老人男性 日暮里歩はある日、目を覚ますと20歳の頃の自分になっていた。さらに自宅には、20歳当時に恋心を抱いていた女性にそっくりなホームヘルパー 古代なりすが彼の世話をするために訪ねてくる。彼は、これはきっと夢なんだと思いながらも、なりすに恋心を抱きながら、若い頃に戻ったような心境で夢のような楽しい日々を過ごしている。

夢のような時間を過ごす

先ほどの引用したセリフは日暮里歩が発信したものです。現実では彼は記憶障害を患っています。20歳の自分になっていたのも彼の夢の中の話であり、周囲の人から見たら彼は80歳の老人なのです。さらに彼は、20代の頃に心臓の病を発病し短命宣告を受けて以来、恋愛、運動、遊び、結婚などの活動を禁じられ、それこそ心臓が止まらないようにするために生きてきたのです。それまでの記憶を失ってはいるけれど、20代の発病前、彼が一番楽しかった時期に戻って夢の中で夢のような時間を過ごしているのだなと思うと感情が揺さぶられます。

初めて観た中学生時代ではとにかく不思議でヘンテコな映画だなと思っていました。しかし、2回目以降の登場人物たちの事実関係を理解した上で観ると感動できます。

オススメです。

 

金髪の草原 [DVD]

金髪の草原 [DVD]