読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

鳥の日記

いろいろと書いていきます。

「それでも、生きてゆく」を思い出した、共通していることは?-恋人たち

映画

f:id:tasumania0930:20151122164745j:plain

橋口亮輔監督の最新作です。これまで「ハッシュ」「渚のシンドバット」「ぐるりのこと」などがあり、ボクもこの3作を観てきました。そしてどれも好きな作品です。ボクの考えているなかですが、日本映画界を2つの世界に分けると、1つ目の世界で制作されるのが「進撃の巨人」を代表される大型予算系映画、2つ目の世界で制作されるのが本作「恋人たち」で比較的低予算の自主制作系映画です。

これはどうでもよい話です。ここで言いたいことは、ボクが主に鑑賞するのは後者であることです。

 

本作を観て思い出したのが3年ほど前にフジテレビ系で放送された連続ドラマの「それもで、生きてゆく」です。

 

共通してることは本作のインタビューで橋口監督が述べている通りです。

「“今”を生きるすべての人に向けた絶望と再生の物語」

 作品のなかでも共通しているのが、観ていながら辛くなってしまう内容とそれに基づく役者たちの演技です。近年、映画でもドラマでもこういった重たい気持ちにさせる作品は避けられやすいと感じています。それは観客動員、視聴率が稼げないからでしょう。

どう希望を見出していくか?

絶望を経験して、そこからどう再生していくか?希望はどう見出していくか?簡単には出来ないことです。スーパーマンのような存在の登場が解決してくれるでもありませんし、主人公に思い切った行動が解決する、というわけでもないと思います。 希望を見出しづらい社会が問題です。それを飲み込みながら、それでも生きゆくしかない、そんなことを抱えているのは自分だけじゃないと気付けることこそが本作や「それでも、生きてゆく」の存在の大きな意義かなと思います。

仕事とはどういうものですか?

思ったこと

タイトルにある通り「仕事とはどういうものか?」って、自分の中に正解を求めて考えてきました。それがここ近頃、より突き詰めて考えるようになっています。その理由は、社会人になり4年が経ち、同世代たちの転職や結婚など、人生での新しい選択をした人たちが増えてきている影響があるのです。

「仕事は生きるため」

これは周囲の結婚した友人たちが口を揃えて言うことです。養うパートナーもでき、子どもが出来たら、稼がなきゃならない。就職活動時代に呪文のように唱えてきた「やりたいこと。」は忘却して「仕事とはやらなきゃならないこと。」になっている人が多い印象です。

これについて、間違っていないと思います。

言いたいのは、「正解はそれだけじゃないでしょう?」っていうことです。

ボクはもっとおもしろさを求めていきたいです。

 

mpjob.jp 

篠田真貴子さんの経歴をみると、めちゃエリートです。でも、エリートのにしか分からないこと、所詮自分は一般以下の人間だからと決め付けてしまって、生き方についてのレールを自ら1本にしてしまうのはもったいないことかなと思います。

仕事を探すなかで、給料とか福利厚生とか会社の安定性とか、いろいろな基準があります。そのなかで仕事がその仕事がおもしろいかどうかは重要な要素であると考えます。だって、一日の半分以上をそこに(仕事に)つぎ込むんですから。つまらないと続きません。

現代の戦争と新しい仕事-ドローン・オブ・ウォー

映画


映画『ドローン・オブ・ウォー』予告編 - YouTube

戦争映画について語るとき、どうしても「反戦」「戦争はいけないものだと思います!」っていうテーマは避けられないものですが、今回では「仕事」っていう切り口で書いていきたいと思います。

監督はアンドリュー・ニコル。主演にイーサン・ホーク。過去に「ガタカ」っていうSF作品でタッグを組んだコンビの最新作です。アメリカ軍の中東での対テロ戦争で、無人戦闘機ドローン操縦士の姿を描く戦争ドラマとなっています。

ゲームのような戦争

本作の紹介文や感想を覗いてみると、「まるでゲームのようだ。」といった言葉が数多あります。確かにその通り、本作では、操縦士は本国基地のコンテナの中でモニターに映し出される敵国上空の映像をもとに、ターゲットを見つけたら、スイッチひとつで爆撃するシーンが印象的です。大きな爆撃音や人々の悲鳴や血など痛々しい映像無く、静かで淡々と人を殺めていく描写には、「これが現代の戦争なのかな」といって感想を我々に与えます。

新しい仕事

主人公は元々、バリバリの空軍の戦闘機パイロットでした。かつては、死と隣り合わせでその恐怖感に麻痺ともいえる満足感を得ていた一方、今は本国の基地という安全な場所での危険のない任務に戦争という実感が得られず苦悩を抱えています。

まるでサラリーマンのような任務なのです。決まった時間に出勤し、操縦席に座り、敵国を監視やターゲットを爆撃して、決まった時間に帰宅し家族と夕食を取る。軍人としての彼の仕事はその連続。我々が抱く軍人の仕事のイメージ(敵国に派遣され長い間、家族を本国に残し、自信の命の保証は無い。)とは大きく異なります。

これが良いのか?悪いのか?と聞かれたら、「良いじゃないの。」が私の意見です。人命は安全であり任務には的確であり、どこをとっても合理的であるからです。主人公が昼間の仕事で多くの人を爆撃で殺めた数時間後、自宅に帰り、家族との時間を過ごすシーンには違和感を感じます。しかし、これが「現代の戦争」であり「新しい仕事」なんだろうなと思うしかありません。

 

ガタカ [Blu-ray]

ガタカ [Blu-ray]